御神体“WordPress”で真のヒーローを目指すサクセスストーリー始動?<プロローグ1>

WEB HEROES

何もかもが上手く行かない日々。
全てを投げ出してしまいたい衝動に駆られた僕は、自らの気持ちを落ち着けるために海へと向かった。
もう然程若くもない僕は全てを一からやり直すこともできない。
奇跡が起きるのを期待する気持ちすら無く、希望も持てない状態でただただ途方に暮れていた。

海辺に腰を下ろした僕は心をからっぽにし、彼方に広がる水平線をじっと眺めながら、複雑に絡み合う多くの問題が意識の下へと流れて落ちてゆくのを待った。
そして、いつしか僕はとても自然で静かな深い眠りの中へと落ちていった。

その後、どれくらい経ったのだろうか・・・。
気がつくとあたりは既に暗くなり、繰り返す波の音だけがその時の世界と僕を繋いでいた。

意識を現実に戻す作業が必要だった。
ゆっくりと体を起こしたその時、水平線の向こうからとても微かな光を感じた。

月明かりでも星の輝きでも無く、照明などの人工的なものでもない。
ゆらゆらと揺れながらも、力強く確かなその輝きは徐々に明るさを増し、神々しい金色の塊となって、こちら側に近づいてきた。

圧倒的な美しさと神秘を湛えた光輝を前に僕はただ立ちつくし、受け入れ、自らの全てを委ねた。
飲み込まれてゆくことへの怖れは微塵も感じず、恍惚、法悦、忘我、夢現・・・そして僕の意識は薄れ、遠のいて行った。

・・・・・・・・・・・

Web神様
Web神様

汝、目覚めよ!

WPマン
俺(仮)

・・・こっ、ここは?(やばっ!誰だ?この怪しいおっちゃんは?)

Web神様
Web神様

ここはそなたがいた世界とは別の世界、地球という星の日本という国じゃ!

WPマン
俺(仮)

はいっ!?いやいやいや、、俺は元々日本人ですから・・・(このおっちゃんマジ意味不明)

Web神様
Web神様

何じゃと?・・・ありゃりゃ!こりゃいかん!ワシとしたことが転生するヤツを間違ごうてしもうたわ。。

目の前の怪しいおっちゃんが何者なのか?分からなかったものの、先ず僕は今自分が置かれている状況の把握に努めた。

何よりも感じたのは体の軽さだ。いつも慢性的な疲労があり、夜も眠れず常にどんよりとした睡眠不足を抱えながら生きていたこれまでの自分がまるで嘘のようだった。意識はとてもクリアーで体の底から溌剌としたエネルギーが満ち溢れていた。

そして気がついた。二十歳前後だろうか?自分の体が若返っていたのだ。
体力がみなぎり胆力は極大、意欲は天を突き、あらゆるものへの興味心が泉のごとく湧き出していた。
ただし、ピッタリとした変な服と邪魔くさいマントというヤバい格好をさせられていたのだった・・・。

Web神より使命?クエスト?に関する説明あり

空も飛べそうな程の万能感に満たされた僕は、何か大きなことをやってやろう!という衝動に突き動かされ、その場を立ち去ろうとした。

Web神様
Web神様

ちょ!マテよ~~!何スルーしようとしとるんじゃいワレ~!

WPマン
俺(仮)

ごめんなさい。すっかり忘れてました。何かあるなら早くしてください。

Web神様
Web神様

なっ、なっ、なめとんのかいワレ~!わしゃ~神だぞっ!神っ!カ・ミ・サ・マっ!志村けんじゃないぞい~っ!

WPマン
俺(仮)

ナルホド。ところでお金貸して貰えます?1万円くらい

Web神様
Web神様

それが今3千円くらいしか手持ちが無くての~って、ちゃうわいっ!先ずは話をきけ~いっ!

おっちゃん、もといWeb神の話はこうだった。
とある使命を果たすために別の世界から一人の男が選ばれた。本来であればその男が現代の日本に転生されるはずだったのだが、おっちょこちょいなWeb神の手違いによって、現代の日本から現代の日本に僕が転生されてしまったらしい。

Web神様
Web神様

ごめんちょ。。お詫びのしるしとしてエックスサーバーの契約をしといたから使ってやい

WPマン
俺(仮)

ごめんで済むかいっワレ~っ!ドメインも幾つかよこさんかいコラ~っ!

Web神が言う使命とは、

飽和やアルゴリズムの複雑化等により殆ど成功が掴めなくなった個人やフリーランスのネットビジネスに希望の光を灯す

というものだった。

Web神様
Web神様

汝は今日から“Webマン”となり、ネットビジネスの世界に希望の光を照らすのじゃ

WPマン
Webマン

俺がWebマン・・・なっっまえ(名前)カッコわる~~!!

Web神様
Web神様

しらんがなっ!解りやすいのが一番じゃ!そんで汝には“WordPress”を与えよう。ネットビジネスに取り組む上で最強の“Web神体”じゃ!

そんなこと偉そうに言われんでもとっくに知っとるわい!と言う反骨心すら湧いてこなかった僕。とにかくカッコ悪い名前が嫌だった。でももうしょうがないので諦めて受け入れることにした。

さて、使命を果たすにあたって、エックスサーバーも契約してくれたということなので、先ずは短くて分かり易いドメインを設定してサイトを立ち上げよう!そう僕は気持ちを切り替えることにした。

Web神様
Web神様

汝には更に特別なアイテムを与えよう。最強無料テーマ“Cocoon”じゃ!世界でも戦える日本製の傑作じゃ!

WPマン
Webマン

ははっ!ありがたき幸せ。(演技掛かってみたw)

大仰に下賜されたアイテム“Cocoon”は何と!無料テーマだった・・・。

恩着せがましいわいっ!!!

何れにしても先ずはCocoonを使いこなし、これを駆使してネットビジネスを成功させなければならない。
荒廃した個人ネットビジネスの世界に希望の光を照らすべく、僕は新たな旅路へと歩みを進めたのであった。
(こんなもん誰が読むんだ?と思いながら書いてます笑、この後もしばらくお付き合い下さい笑)

【-続く-】

 

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